皆さん、こんにちは!
今日は暖かい日なので、私の大好きな、あったか~いアンティークの”素材”についてお話しましょうかね。。
昔の方々は、ヴィクトリア、ナポレオンⅢ世・・・時と場合によって、黒は多く使われてきたものです。
前に、「黒が流行った由来」をお話しましたが、、
今日は、そのお素材について、お話したいと思います。。
その昔、『BOIS DURCI』と『ジェット』、『フレンチジェット』がありました。
『ジェット』は、所謂化石の様なもので、流木が長い事かけて化石化した物になり、、
その当時の人々には、高価すぎて手に入らなかったため、黒いガラスで出来た『フレンチジェット』が流通しました。
ですが、現代のビーズにはほとんどガラスがなく、今では『フレンチジェット』も大変高価なものになります。
その上を行くのが、、
BOIS DURCI(語源Borrowing from French bois durci ("hardened wood")強化木材)は、木の根っこのおがくずを雄牛の血を混ぜて、熱、圧縮、プレスを加えて固めた素材・プラスチックでして、1800年中期〜1900年代初めまで作られていたそうです。
素材が天然に由来しているので、現代の所謂、「こつこつ」音がする「プラスチック」より、何より音がしませんし、(あまり叩きたくないのでしないだけかも…)しっとりとした質感と深みのある色合いが素晴らしく美しさと気品を持っています。。。
製作期間が短い為、コレクターズアイテムで数も少なく、所謂ナポレオンⅢ世スタイルを余すところ無いスタイルは、ナポレオンⅢ世好きの私にはたまりません。
根っこならば、未だしも、牛の血だとちょっと『ひえええぇぇぇえええ~』と思うかも知れませんが、その昔磁器には骨粉を混ぜていましたし、革ジャン着ている方も沢山見かけますし(あれ皮剥いでるのですよね)、私たち、人間は、衣食住を共にしなければ生きてはいけませんし、私は『食物連鎖』と言う言葉が、なんだか、人間世界をも現しているかのようで嫌いなので、あまり使いたくはないのですが、これも『神秘的な生命の委ねるお心のままに…』、神のみぞしるです。
ですから、私たちに、衣食住のなかで、「素晴らしい!」と言うお心を与えてくださった、彼らのためにも、、
”défendre”
このブログのテーマですよね。。
”守る”のです。
彼らの与えてくださった、”命の輝き”を・・・・・
因みに・・・
1800〜1900年代初めに生きた素朴派(ナイーブアートとかモダンプリミティブと形容され、同時代の画家
アンリ・ルソーは特に有名。近年ではアウトサイダーアートと呼ばれるものと近いように感じます)の画家Séraphine Louis (セラフィーヌ・ルイ)は、赤い絵の具を作る際に、レバーの血を混ぜていたようで、野の草花を描いた彼女の作品の中で、燃えるような生命の色として表現されています。
セザール賞も受賞した彼女をテーマにした映画“セラフィーヌの庭”は大変素晴らしい映画だそうです。
ご興味ある方は是非観てください。
ここまでお読み頂き、ありいがとうございました。
宜しかったら、ぽちっと押してくれたら、やる気と勇気と幸せと、、励みになります。。
コメントくださると嬉しいです!
今日は暖かい日なので、私の大好きな、あったか~いアンティークの”素材”についてお話しましょうかね。。
昔の方々は、ヴィクトリア、ナポレオンⅢ世・・・時と場合によって、黒は多く使われてきたものです。
前に、「黒が流行った由来」をお話しましたが、、
今日は、そのお素材について、お話したいと思います。。
その昔、『BOIS DURCI』と『ジェット』、『フレンチジェット』がありました。
『ジェット』は、所謂化石の様なもので、流木が長い事かけて化石化した物になり、、
その当時の人々には、高価すぎて手に入らなかったため、黒いガラスで出来た『フレンチジェット』が流通しました。
ですが、現代のビーズにはほとんどガラスがなく、今では『フレンチジェット』も大変高価なものになります。
その上を行くのが、、
BOIS DURCI(語源Borrowing from French bois durci ("hardened wood")強化木材)は、木の根っこのおがくずを雄牛の血を混ぜて、熱、圧縮、プレスを加えて固めた素材・プラスチックでして、1800年中期〜1900年代初めまで作られていたそうです。
素材が天然に由来しているので、現代の所謂、「こつこつ」音がする「プラスチック」より、何より音がしませんし、(あまり叩きたくないのでしないだけかも…)しっとりとした質感と深みのある色合いが素晴らしく美しさと気品を持っています。。。
製作期間が短い為、コレクターズアイテムで数も少なく、所謂ナポレオンⅢ世スタイルを余すところ無いスタイルは、ナポレオンⅢ世好きの私にはたまりません。
根っこならば、未だしも、牛の血だとちょっと『ひえええぇぇぇえええ~』と思うかも知れませんが、その昔磁器には骨粉を混ぜていましたし、革ジャン着ている方も沢山見かけますし(あれ皮剥いでるのですよね)、私たち、人間は、衣食住を共にしなければ生きてはいけませんし、私は『食物連鎖』と言う言葉が、なんだか、人間世界をも現しているかのようで嫌いなので、あまり使いたくはないのですが、これも『神秘的な生命の委ねるお心のままに…』、神のみぞしるです。
ですから、私たちに、衣食住のなかで、「素晴らしい!」と言うお心を与えてくださった、彼らのためにも、、
”défendre”
このブログのテーマですよね。。
”守る”のです。
彼らの与えてくださった、”命の輝き”を・・・・・
因みに・・・
1800〜1900年代初めに生きた素朴派(ナイーブアートとかモダンプリミティブと形容され、同時代の画家
アンリ・ルソーは特に有名。近年ではアウトサイダーアートと呼ばれるものと近いように感じます)の画家Séraphine Louis (セラフィーヌ・ルイ)は、赤い絵の具を作る際に、レバーの血を混ぜていたようで、野の草花を描いた彼女の作品の中で、燃えるような生命の色として表現されています。
セザール賞も受賞した彼女をテーマにした映画“セラフィーヌの庭”は大変素晴らしい映画だそうです。
ご興味ある方は是非観てください。
ここまでお読み頂き、ありいがとうございました。
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by kun-pon-ti
| 2013-04-08 12:30
| アンティーク